「メガネやコンタクトなしで生活できたら…」と考えたことがある方は多いのではないでしょうか。私の知り合いにも、長年のコンタクト生活に疲れて視力矯正手術を受けた人が何人かいます。
ただ、調べてみると「レーシック」と「ICL」という2つの手術法があることがわかり、どちらを選べばいいのか迷う方も多いようです。この記事では、2つの手術の違いと、自分に合った方法を選ぶための判断基準をまとめました。
レーシックとICL、それぞれの基本
レーシックは角膜をレーザーで削って形を変えることで、光の屈折を矯正する手術です。手術時間は両目で15〜20分程度と短く、翌日から視力回復を実感できるケースが多いのが特徴です。費用は両目で20万〜40万円程度が相場で、すべて自由診療です。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は、目の中に小さなレンズを挿入する手術です。角膜を削らないため、強度の近視や角膜が薄い方でも対応できます。手術時間は両目で20〜30分程度。費用は両目で50万〜70万円程度と、レーシックより高額です。レンズは必要に応じて取り外すことができるという特徴があります。
それぞれの手術について、知っておくべき公的情報を確認しましょう。
視力矯正手術に関する公的な情報
公的機関の見解
消費者庁は、レーシック手術を含む美容医療サービスについて、施術前にリスクや副作用の説明を十分に受けるよう注意喚起を行っています。レーシック手術後にドライアイやハロー・グレア(光のにじみ)といった症状が出ることがあるため、事前にこれらのリスクについて医師から説明を受け、納得したうえで手術を決めることが重要です。
公的機関の見解
厚生労働省は、ICLに使用される眼内レンズ「EVO ICL」を医療機器として承認しています。ICLはレーシックと異なり角膜を削らないため、術後に角膜の強度が低下するリスクがありません。一方で、眼内にレンズを挿入する手術であるため、白内障や眼圧上昇などの合併症リスクについて、術前の十分な検査と説明が必要です。
選ぶ際に知っておきたいポイント
近視の度数と角膜の厚さで適応が変わる
レーシックは角膜を削る手術のため、角膜が薄い方や強度の近視(-10D以上)の方には適応できないケースがあります。一方、ICLは角膜を削らないため、強度近視や角膜が薄い方でも対応可能です。まずは適応検査を受けて、自分の目の状態を正確に把握することが第一歩です。多くのクリニックでは無料の適応検査を実施しています。
「やり直し」の可否が異なる
レーシックは角膜を物理的に削るため、基本的に元に戻すことはできません。再手術は可能ですが、角膜の残量に制限があります。ICLはレンズを取り出すことで元の状態に近づけられるため、将来的な変化(老眼や白内障など)に対する柔軟性があります。長期的な視点で考えると、この「可逆性」はICLの大きなメリットです。
術後のケアと定期検診を怠らない
どちらの手術でも、術後の定期検診は欠かせません。レーシックではドライアイの経過観察、ICLではレンズの位置や眼圧のチェックが必要です。「手術したら終わり」ではなく、術後も定期的にフォローしてくれるクリニックを選びましょう。
視力矯正手術でよくある質問
老眼が来たらどうなる?
レーシックもICLも、近視を矯正する手術であり老眼を防ぐことはできません。40代以降に老眼が進行した場合は、老眼鏡やコンタクトレンズで対応することになります。ICLの場合はレンズの入れ替えで対応できるケースもあります。
手術の痛みはある?
どちらの手術も点眼麻酔で行うため、手術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。術後に一時的な異物感やしみる感覚はありますが、多くの場合は1〜2日で落ち着きます。
医療費控除は使える?
レーシック・ICLともに、医療費控除の対象です。手術費用が年間の医療費合計で10万円を超えた場合、確定申告で税金の還付を受けられます。
まとめ
レーシックは費用が抑えめで回復が早く、ICLは強度近視にも対応でき可逆性があるという特徴があります。どちらが合うかは近視の度数や角膜の状態によって異なるため、まずは適応検査を受けてみることをおすすめします。
「裸眼で生活したい」という希望は、今の技術なら十分実現可能です。まずは情報収集から始めてみてください。
コメント